妻に浮気がバレて離婚、財産全て失いアコムで借金した体験談

大学が別々になった事もあって別れた彼女とはもう20年ぶりという状態で
会社の飲み会などどうでも良くなってしまい、私達は違う店に移動して昔話に浸っていました。

当然お酒が入るといつもは気弱な私も少し大胆になってしまい
妻を裏切る行動をしてしまいました。

離婚で貯金がゼロ！もう頼るのはあそこしかありませんでした

私が借金をしたのは妻との離婚で貯金の全てを慰謝料として渡したのがきっかけになりました。

当時私は仕事も順調であり、生活にしても余裕はありませんがそれなりに暮らす事が出来て
なんとか子供もそれなりの学校へ通わせる事が出来ていました。

ただ、一つの間違いは自分の人生を少し変えるようで、週末のいつもの会社の飲み会で
私は高校時代の彼女と遭遇してしまったのです。

大学が別々になった事もあって別れた彼女とはもう20年ぶりという状態で
会社の飲み会などどうでも良くなってしまい、私達は違う店に移動して昔話に浸っていました。

当然お酒が入るといつもは気弱な私も少し大胆になってしまい
妻を裏切る行動をしてしまいました。

それからはほぼ毎週のように彼女と会っていましたが、やはり女性の勘というものは鋭く
私の行動などは全て把握されていたようで、突然に離婚届けを突きつけられたのです。

そうして私は当時のマンションの権利と貯金の全てを失ってしまい
親を頼るわけにもいかずに、とりあえずの住まいを探し始めたのです。

しかしどんなに安い物件にしても敷金や礼金など色々と含めて約40万以上はかかる計算になり
しかも家具や食器といったものは全く無い状態ですので、何かしらの必要な物は購入しなければいけませんでした。
給料まではまだ20日以上あり、会社に前借なども出来ない状況でしたので
やはりどこかに借金をする必要があったのです。

自分の車を売る事も考えましたが、通勤で使っている為にそれも無理でしたし
残された道は金融会社しかありませんでした。

アコムの無人契約機から50万円の借り入れ

私が思いついた先はアコムの無人契約機でした。

誰に会う訳でもないですし、とにかく資金がなければ寝る場所さえなかったので
最低限必要な50万を借りて、すぐにでもアパートを借りようと思ったのです。

私は正直、自分がお金をこういった所で借りる事に対してとても情けない気分になり
自分が犯した罪ではありますが、本当にやるせない気持ちで
泣きながら不動産会社まで契約に行った事を今でも覚えています。

50万を手に持った時はこういう単純な作業でお金が手に入るという事にあらためて驚き
何かお金に対する苦労というものが一瞬薄れるような感覚がありました。

自分が毎日必死で働いてわずかな貯金を50万するのにあんなに時間がかかるのに
こういった場所では本当に１時間程度で借りる事が出来る恐ろしさのようなものを感じました。

そしてお金を借りるという事に対してよりも自分に対しての嫌悪がこみ上げてくるのも同時に感じました。

インスタントラーメンで過ごした１年間

住まいを借金により見つけ一人での生活がスタートしましたが、とにかく家具もなければ
布団さえありません。残りわずかなお金で必要最低限のものを揃えていくと
気がつけば残っているお金はわずかに2万円です。

給料日まで持たせるにしてもガソリン代などを考えるとインスタントラーメンくらいしか
思いつかず、とにかく給料日までの毎日を一日2食で暮らしたのです。

しかし給料の半分は養育費に取られてしまい、家賃や光熱費、通勤の車のローンに借金の返済をすると
残りのお金はわずかな3万程度です。

しかもこの中からのガソリン代ですと、インスタントラーメンの生活は変える事が出来ず
出来るだけシャワーなども控えた本当に最低限生きていける暮らしになっていきました。

飲み会は全て断り、休日は家から１歩も出ないという事でお金を使わないようにし
いくらかでも子供の為に貯金をする事も始めました。

金額は1日に100円や150円というあまりにも情けない金額でしたが
給料が上がる訳でもありませんし、私にはこれくらいしか出来なかったのです。

この生活は1年続き、本当にただ生きる為に食べるという事の繰り返しの日々でした。

私がそのような生活を始めてからは、周りの人はほとんど私に近寄らなくなっていき
会社でも孤立した状態になっていきました。

幸いにも退社というものにはならなかったので、仕事は一生懸命にこなし頑張りましたが
同僚からの飲み会の誘いもなくなれば、私の普段の買い物は特売日にインスタントラーメンを買うだけです。

カルキ臭い水道水を飲み、節約の為に近くの公園までいってトイレをする日もあり
普通に暮らしていた頃がとても懐かしく感じ、同時にこんな生活になってしまった自分に
心から腹が立ちました。